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よもやよもや

今年初の打ち合わせで寒北斗酒造へ。
行きはうっすら雪が被っている位だったのに、
2時間後には結構は積雪。
ジムニーの4WDにシフトし恐る恐る進んだものの、
冷水トンネル前でまさかの立ち往生。
動く見通しがないまま辺りは暗くなり、泊まる宿も検索できず。
家に辿り着いたのは3時間オーバーの20時。無事に帰れて良かった。
珍道中として書けている事が何よりで、雪道の立ち往生の怖さを實感。




直観

今年の書き初め。酔いに任せて書いたので、ずいぶん滲んでしまいましたが
「直観」です。
激変した世界の新しい秩序の中では、接触をできる限り避けて、
バーチャルでのコミュニケーションが勢いづくことが想像できます。
頭ではそれに順応しようと考えますが、
心の方がどうも拒絶していたことを知らされた去年。
それでも、どんどん変わっていくので、その中で一番大切なことを言葉にしました。

これまで培ってきたものとは違うことにも、色々と試していきいたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!

一緒に描いた娘の絵文字。こっちの方が直観かなぁ。

謹賀新年2021

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年末に義理の母が他界しましたので、
年賀状をお送りくださった方にはすみませんが
お返事を控えさせていただきます。


生憎曇っていて、御日様を見ることはできなかったけど、御光がさして綺麗だった

寒さで手がかじかんで、なかなか上手く吹けないという、神主さんの愛嬌のある安定の笛の音色。

元旦の恒例になった、近所の宮地嶽神社(筑紫野市)での元朝祭。
家族はみんな夢の中で、ポツンと参拝し、筑紫の湯で冷えた身体を温めました。
それはそれで、なんとも贅沢で清らかな元日です。

昨年はコロナの以上に、父の病気が家族にとって大きかったので、
正月に美味しい料理を、皆で頂けることが何よりかなぁと。
お酒は、昨年デザインさせていただいた寒北斗酒造 純米大吟醸。


たっぷり酔ってお腹いっぱいになったので、近所の自禄神社へ末っ子と散歩がてら参拝。
亡くなった祖父の書いた幟に挟まれた娘。
そのことを伝えると、「ひーじーちゃーん」と大声で連呼していました。
きっと届いたはず。

Socks Neco

2歳の娘の為に、ご近所の叔母さまが作ってくださった、ネコのぬいぐるみ。
なかなかのシュールさがたまらない。

宝島染工にて




昨日は、大木町にある宝島染工さんへ。
窓から差し込む陽の光に映る藍が美しい。

印刷所へ




日高さんにある相談をしに行ってきました。
初めてお邪魔したんですが、川沿いの気持ち良い印刷所。
出来上がりが楽しみだぁ〜。

蒜山から冬の知らせ


いつも心待ちにしている蒜山耕藝の○餅が届きました。
まだまだ福岡はそんなに寒くないのですが、○餅が届くと冬を感じます。
一年かけて作ってくださった裕治さんと絵里香さん、蒜山の仲間の方々に感謝です。

庭に菜っ葉が育っていたので、
昆布とカツオの出汁を挽いて、浅利と菜っ葉のカンタン雑煮でいただきました。
白餅は透き通る滑らさかで本当に美味しいです。
ちと、焼きすぎましたが。。

この蒜山○餅はすぐに売り切れてしまうと思いますが、ネットでもセットで購入可です。
蒜山耕藝 ONLINE STORE

秋の寸時

古屋の敷地を間違えて切り開いたと、基山の木こりさんから連絡が入り週末に待ち合わせ。
久しぶりに行った寸時舎は、結構朽ちているけどやっぱり魅力的。
ここを何とか綺麗にして維持していきたい。
切り開かれた道は、かえって入りやすく便利になりそうで良かった。
これから間伐材の伐採によって、陽が入ってくるみたいで
楽しみな反面、草刈りが頭によぎる。





活版

あるご相談のため、久しぶりに文林堂の山田さんを尋ねた。
文字が組めるように、廃棄される活字を引き取り、整理されていると。
ハイデルベルクの印刷機も最近手に入れられたそうで、
黒黒と美しく、和牛のように躍動していた。

さぁ、どんなものができるか楽しみ。




寒北斗酒造リデザイン2020

○ 内容:クリエイティブディレクション、グラフィックデザイン、撮影、コピーライティング
○ 制作物:シンボルマーク、社名ロゴタイプ、商品パッケージ、告知ツール


名の意味を見つめ直したシンボル
蔵の食ブランドリーフレットに続いて、今回は寒北斗純米大吟醸のパッケージリデザインのご依頼を。
その際、シンボルマークと社名ロゴタイプもリニューアルをご提案させていただきました。
寒北斗の名は、近くの神社の北斗宮が由来しています。これまでのマークは、点と線で繋ぐ北斗七星であったのですが、
そこに寒造りの意味も加えることによって、盃の水面に映り込む北斗七星と、
酒造りの一雫の波紋が、時空を超えて永遠に広がる世界観を表しました。

軸となる社名ロゴタイプ
そのシンボルと合わせて、これまで社名には様々な書体がツールによって使われていたので、
統一書体を作るべく、永い年月をかけて磨き上げてきた酒造りに合うよう、
古書の美しい篆書体や隷書体を参考として、オリジナルの書体を制作。それに合わせて、篆刻も一新しています。
いろんな蔵元を調べてみましたが、商品ロゴのイメージで売ってあるからか、
会社名まできちんと整えてあるところは、まだ少ないようです。
商品群を整理整頓し魅力を伝えるためにも、企業の姿勢を示すためにも必要なことだと考えます。

変わらないものと変えるものを、明確にしたパッケージデザイン
寒北斗 純米大吟醸のリデザインでは、この一品種だけを考えるのではなく、
全商品を俯瞰して、個々のキャラクターを分析して皆さんと共有してから、
デザインを施していくことにしました。
根強いファンがついている『寒北斗』なので、大胆なデザインリニューアルではなく、
基本は触らず、展開できる自由さをいかに設定するかに注力しています。
Pinterestなどデザイン好きな方々に好まれる銘酒と、
日本酒好きのポン酒タグラマーさんたちが好きな銘酒とが、一致していない事が気になっていてたことも重なって、
このパッケージリニューアルでは、作り手と売り手と関係者の方々の声をたくさん聴いてまとめていきました。
(かと言って、ご要望を一つ一つ組み込めたわけではありません。)
総意をデザインに組み込むという、初の試みだったのでこの発売を心待ちにしていました。
詳しいことはまたいつか。

告知ツール
このリニューアルした純米大吟醸を、特約店の方々へ先に伝えるためのツールとして、
A4サイズのフライヤーもご提案させていただきました。店頭でも表と裏を貼ってもらえるように、
裏面にはシンボルマーク・社名のデザインリニューアルを伝えることに。
その他、SNS用のバナーなども制作。
寒北斗酒造 Facebookinstagram

寒北斗純米大吟醸は、福岡県産山田錦100%使用。熊本九号酵母で仕込み、半年間低温熟成した吟醸造りのお酒です。
香り華やかなお酒ではなく、料理を引き立てる食中酒となるよう、
穏やかな香りと静謐な味わいとなっています。
これから寒くなる季節、是非料理との相性を楽しんでみてください。



街並みに酒蔵があるって最高だと思いませんか。
これからどんな物語が生まれていくか、考えるだけでも楽しみです。