Works

寒北斗酒造リデザイン2020

○ 内容:クリエイティブディレクション、グラフィックデザイン、撮影、コピーライティング
○ 制作物:シンボルマーク、社名ロゴタイプ、商品パッケージ、告知ツール


名の意味を見つめ直したシンボル
蔵の食ブランドリーフレットに続いて、今回は寒北斗純米大吟醸のパッケージリデザインのご依頼を。
その際、シンボルマークと社名ロゴタイプもリニューアルをご提案させていただきました。
寒北斗の名は、近くの神社の北斗宮が由来しています。これまでのマークは、点と線で繋ぐ北斗七星であったのですが、
そこに寒造りの意味も加えることによって、盃の水面に映り込む北斗七星と、
酒造りの一雫の波紋が、時空を超えて永遠に広がる世界観を表しました。

軸となる社名ロゴタイプ
そのシンボルと合わせて、これまで社名には様々な書体がツールによって使われていたので、
統一書体を作るべく、永い年月をかけて磨き上げてきた酒造りに合うよう、
古書の美しい篆書体や隷書体を参考として、オリジナルの書体を制作。それに合わせて、篆刻も一新しています。
いろんな蔵元を調べてみましたが、商品ロゴのイメージで売ってあるからか、
会社名まできちんと整えてあるところは、まだ少ないようです。
商品群を整理整頓し魅力を伝えるためにも、企業の姿勢を示すためにも必要なことだと考えます。

変わらないものと変えるものを、明確にしたパッケージデザイン
寒北斗 純米大吟醸のリデザインでは、この一品種だけを考えるのではなく、
全商品を俯瞰して、個々のキャラクターを分析して皆さんと共有してから、
デザインを施していくことにしました。
根強いファンがついている『寒北斗』なので、大胆なデザインリニューアルではなく、
基本は触らず、展開できる自由さをいかに設定するかに注力しています。
Pinterestなどデザイン好きな方々に好まれる銘酒と、
日本酒好きのポン酒タグラマーさんたちが好きな銘酒とが、一致していない事が気になっていてたことも重なって、
このパッケージリニューアルでは、作り手と売り手と関係者の方々の声をたくさん聴いてまとめていきました。
(かと言って、ご要望を一つ一つ組み込めたわけではありません。)
総意をデザインに組み込むという、初の試みだったのでこの発売を心待ちにしていました。
詳しいことはまたいつか。

告知ツール
このリニューアルした純米大吟醸を、特約店の方々へ先に伝えるためのツールとして、
A4サイズのフライヤーもご提案させていただきました。店頭でも表と裏を貼ってもらえるように、
裏面にはシンボルマーク・社名のデザインリニューアルを伝えることに。
その他、SNS用のバナーなども制作。
寒北斗酒造 Facebookinstagram

寒北斗純米大吟醸は、福岡県産山田錦100%使用。熊本九号酵母で仕込み、半年間低温熟成した吟醸造りのお酒です。
香り華やかなお酒ではなく、料理を引き立てる食中酒となるよう、
穏やかな香りと静謐な味わいとなっています。
これから寒くなる季節、是非料理との相性を楽しんでみてください。



街並みに酒蔵があるって最高だと思いませんか。
これからどんな物語が生まれていくか、考えるだけでも楽しみです。

credits
クリエイティブディレクション・グラフィックデザイン・コピー・撮影:前崎成一(アオバト)

Special thanks:佐藤直之(株式会社ルーツ・アンド・パートナーズ)