Works

食ブランド『寒北斗 蔵の食』

○ 内容:コンセプトメイキング、ブランド立ち上げに関するディレクション、デザイン、コピーライティング
○ 制作物:ネーミング、ロゴ、フライヤー、商品パッケージ、POP、幟・タペストリー

福岡県嘉麻市にある酒蔵「寒北斗酒造」での、食のブランド立ち上げに関わらせていただきました。

ルーツ・アンド・パートナーズの佐藤さんが、寒北斗酒造のプロデュースをされていて、
その経緯で酒粕を使った食のブランディングのお話をいただきました。
商品開発には、食のコンサルティングを多く手がけられている、LEE惣菜研究所の李さんが入られて、
色んな可能性を検討する中で、酒粕あんぱんと酒粕パウダーをブラッシュアップ。
寒北斗の杉田社長と広報の寺田さんとの定例会に、外部サポートチームの一員として参加し、
食のブランド作りに関わらせていただきました。



『寒北斗』というお酒は、約30年前に地元の酒販店が集まり、
「福岡の美味しい地酒を作りたい」という思いに応えて誕生しました。
当時、酒販店は複数の酒蔵に相談を持ちかけるも難色を示される中、
当主の矢野喜平太さんが、地元の原料にこだわり、「福岡の食にあう食中酒を」と、
試行錯誤を繰り返した結晶です。
このお酒は、蔵の看板商品となり、2011年に玉の井酒造から寒北斗酒造へ
社名を変えるほどに大きく飛躍しました。
プロデューサーの佐藤さんが、『30VISION』というコンセプトを掲げ、
原点回帰しこれから30年の酒販店並びに顧客との良い関係づくりを、
寒北斗さんと取り組まれている中で、企画された食のブランディングは、
福岡の食中酒というスタンスを、より明確にする試みであります。


ネーミングとロゴデザイン

食のブランド名を考えるにあたっては、寒北斗誕生秘話を元に、
「食を愉しむ。其処に寒北斗有り」という言葉が浮かび、食ブランド立ち上げの軸としました。
ネーミングはご提案したものが採用には至らなかったのですが、
提案の場で、様々な意見が飛び交う中にでてきた言葉を組みわせ、
潔くストレートに伝わる『寒北斗 蔵の食』に決定。
ロゴデザインでは、酒蔵といえば代名詞のように使われる杉玉をモチーフとし、
玉の中に「良」と込めて、マークで食と同時に蔵を認識できるようにしました。
蔵の食という文字がなくても、寒北斗のロゴ書体と、このマークだけで伝わるのではないでしょうか。
食のブランドができたことのお知らせとして、A4変形サイズのフライヤーも作成。
裏面には、山田さんの撮影された蔵の写真が素敵だったので一面に。


Photo_Kei Yamada


商品パッケージデザイン

酒粕あんぱんのパッケージは、李さんの発案できちんと薄紙に印刷を施して販売をすることに。
ずっしり昔ながらのあんぱんなので、この薄紙に包まれた方がシズル感が増して、評判が良いようです。
あんぱんは道の駅うすいのパン屋さんで購入できます。(酒蔵でも購入できる日がありますので、FBをチェックしてください)

Photo_Kei Yamada

Photo_Kei Yamada

Photo_Kei Yamada

酒粕パウダーは高価格になるために、どのように伝えいくか決められず、デザインに苦心していたのですが、
酒粕をパウダーにする加工所『うまし・杜』の縄田さんに取材をすることで霧が晴れました。
それまで、料理の風味付けにと考えていた酒粕パウダーを、
発酵を促す「下拵え専用調味料」として打ち出すことに切り替えたデザインへ。

Photo_Kei Yamada

Photo_Kei Yamada

そして、以前から作られていた吟醸奈良漬けと酒ゼリーには、蔵の食シールを添付して販売。
お店用にPOPも制作。

Photo_Kei Yamada

この『寒北斗蔵の食』が今後どのように展開していくか楽しみにしていて下さい。

寒北斗『リーフレット』も後日更新します

credits
全体監修・プロデュース:佐藤直之(株式会社ルーツ・アンド・パートナーズ)
商品開発プロデュース:李 奈美( LEE惣菜研究所)
クリエイティブディレクション・デザイン・コピー:前崎成一(アオバト)
撮影:山田 圭(フタバスタジオ)