休日、子どもたちの遊びに連れ添って、近所の川に行くことに。
先の大雨で山から砂が流れてきたせいか、水深は膝下くらい。去年は少し泳げたのに。
それでも、彼らは遊びを次々と見つけていく。
バチャバチャと戯れながら、追っかけっこしたり、小魚を網で捕まえたり、温泉気分でふざけたり。
そんなのどかな様子を眺めながら、蚊取り線香を焚いて本を読んだりした。
気がつくと、赤とんぼがヨーヨーのように、竹の先に飛んでは戻りを繰り返していた。
見上げると桜の樹の葉と同化して、小鳥たちも戯れている。子どもたちは、泥んこ遊びにうつっていた。
この子らと同じ年の頃、御笠川という地元の川で友達と遊び、帰り際になぜか妹と二人、川に置いてけぼりになり、
ワァーワァー泣いているところ、通りがかったお姉さんに連れて帰ってもらったことを思い出した。
今じゃ子どもだけで、川遊びをすることは学校で禁止されている。
身の安全を第一ということだけど、子どものことだか大人のことだかよく分からない。
それにしても、よく面白い遊びを発想する。泥を使ってハンバーガーを作っているかと思ったら左官仕事を始めていた。
なぜが父は社長と呼ばれ、部下たちの働きぶりを監督している。
環境によって、子どもたちの発想力は大きく変わっていく。
たまにゲームで遊ぶことは良いと思うけど、遊びを作り出すことをもっといっぱいして欲しい。
ただ、彼らの遊び場は「安全」という大人が作ったお守りによって、家か公園くらいしか見当たらない。
願うだけではく、環境を作らないといけない時代なのかもしれない。