紙漉思考室の前田さんからバトンをもらったので、ブックカバーチャレンジをすることに。
読書文化の普及に貢献するためのチャレンジということで、7冊選んでみました。
奇しくもコロナ自粛によって、家族とたっぷり過ごす時間が取れた。
これは忙しく経済活動に時間を奪われていたことを知るきっかけになったと思う。
もう時間泥棒に時を奪われないために、どうやって生きていくか、
暮らしと仕事の再構築を、心の中にいるモモに尋ねて、考えて生きたい。ゆっくり急げぇ。
ちょっと番外編になるかもしれないけれど、家で自炊することが多くなっているので。
料理を始めた頃に購入したこの男子厨房に入るシリーズ。
何と言ってもインパクトのある豪快なデザインで、即購入。
アートディレクションは、「翼の王国」「ミセス」でお馴染みの木村裕治氏(若い頃からの憧れ)
料理しながらレイアウトにもなるほど〜と感心。
内容も良くて、たくさん利用したので表紙もかなり汚れてしまった。
幼い頃、寝る前には親に本を読んでもらっていたので、
その習慣は受け継ごうと、我が子にも極力心がけている。
この本を読み進めているとハッ!とあることに気づく。
話の中で、へんなイスがペンキを塗りたくるシーン、
驚いたことにその匂いが残っているではないか。
幼い頃、この本を目と耳と鼻で読んでいた記憶がフラッシュバック。
どうしてこの本だけが、インクの匂いが残っているんだろうと不思議でなりません。
誰か教えて。
妻が面白そうに読んでいたので、借りて移動のたびに読んでいる。
茶道は敷居が高くなかなか近寄りにくいけれど、
この本を読んでいると、茶の湯の奥ゆかしさや所作、季節の移ろいう世界が広がって
豊かな気持ちにさせてくれる。
まさに伝える力の凄まじさに心揺さぶられた一冊。
ただ、お茶は始めていないのでございますが。何か?
全てが茶色になる世界。茶色以外は許されない。
最初は、仕事や日々のことに追われて見過ごしていた些細なことでも、
ルールはどんどんエスカレートして、多様性を奪っていくという恐ろしい物語。
この本を購入したのは5年ほど前、今の政権が閣議決定で危険な法案を通していた頃。
あまり茶色いことは言いたくないけど、今じゃ世界はコロナ一色。咳一つ外でできやしない。
仕方がないやることがたくさんあったから。。。
力強い線画が印象的な作家ベン・シャーン。
作品が魅力的で、真似をして練習したこともあるけど、
水爆実験にあった第五福竜丸のことを作品にしていたことは、知らなかった。
選挙のたびに、投票を呼びかけるビジュアルを作成はしたくらいで、
社会的なことを発するのはなかなか難しいと。。。
他人に嫌われないようにやり過ごしたせいか、どうしたもんだか。
これは、海木若大将の篤志さんにヒアリング中に教えてもらったもので、
日本橋へお稲荷屋さんの出店を控え、
物語に出てくる粋な稲荷寿司屋台のイメージがあるとのことだったので
この日本橋で繰り広げられた人情劇に想像を膨らませ、
お店が江戸の日本橋にあるかのような情景を描いた思い出深い本です。
お店の再開が待ち遠しい。。。
やはり時代の空気感がとても影響受けているセレクトですね。
バトン、誰か受け取ってくれますか?