Idea

氷山の一角

世の中は、デザインで溢れています。
厳密に言えば、人工的なものにデザインされていないものはありません。

目に見えているデザインされた情報や商品、そして空間も、氷山の一角です。
つまり、世に出る前には、相談主との対話が重要であり、
現状の分析、事業の整理整頓、そして将来の方向性を見据え、
コンセプトワークを行なっていきます。
核となるものを明文化し、相談主とアオバトと共有した時点で、
伝えたい相手に向かって表現の目盛りを合わせてデザインしていきます。

その水面下の地道な作業なくして突き出たデザインは、言わば単なる流氷となり、
どこか遠く、記憶の彼方へ消えていくでしょう。

大切なのは、水面下にしっかりとした土台があること。
そして、水面に現れた氷の角が問題の解決となることです。
今も水面下で頭をつかっている事が、
この先、大きな氷山として現れてくるように、力を注いでいきたいと思います。